エトワールに寄せて

「君の"一瞬"を"永遠"にしたいんだ」

片手ぶんの歳月に、両手いっぱいの愛を添えて

 

 

 

 

当ブログ、「エトワールに寄せて」は、今まで"薮くんのこと"をメインに書いてきましたが、今回は初めて、"わたしのこと"を書きたいと思います。

お付き合いくださると嬉しいです◎

 

 

 

2016年10月9日。

5年前の今日、夕暮れ時の横浜アリーナの物販会場で、どこにでもいる、ありきたりな一人の女の子の人生が変わった。

 

「薮くんのうちわください」

震える声で物販のお姉さんにそう伝えたとき、胸にストンと落ちてきた、「わたしは"薮担"なんだ」という感覚。その瞬間のことを、5年経った今でも鮮明に覚えている。「DEAR.」のツアーバッグに入った、薮くんのうちわ、薮くんのフォトセット、薮くんのファイル。それらを大切そうに肩に提げて、雲を踏むような足取りでホテルへ向かった日。

 

これは、どこにでもいる、ありきたりな女の子が、"薮担"になった時のお話です。

 

 

 

薮くんに出会う前、わたしは2次元と、2.5次元俳優を追いかける、ゴリゴリのアニメ・漫画好きのオタクでした。

わたしは、自分に自信がなく、常に自分を卑下し、自分に「ブス」というレッテルを貼ることで自分を守り続けているような、寂しい人間だった。同世代の女の子が、どんどん可愛く、女性らしくなっていくのを横目に、「自分はああはなれない」と斜に構え、「努力しても無駄」、「『努力してそれかよ』と笑われるくらいなら、最初からしない方がいい」と、殻に閉じこもっていた。この先も、自分にはキラキラした世界は味わえないと高を括っていたし、自分に期待して努力することも、自分の可能性を見出すことも諦めていた。綺麗で可愛い人の横に立てば、「どうせわたしは引き立て役なので」と自ら自分を蔑んだ上で引き立て役に徹し、「ブス」と言われれば「そうなんですよ〜」とへらへらと笑ってみせた。いつしか「正論を言われている」と受け取るくらい、自己否定感が成長した。

 

2016年10月10日。

初めて、Hey!Say!JUMPのコンサートに入った日だった。薮担1日目。自分の人生で初めてのコンサートに、「薮担」として入れたことを、わたしはこの先もずっと誇りに思うだろう。

この日、メインステージからセンターステージに伸びる花道を歩く薮くんの背中を見たときに、「薮くんの"好きな人"になりたい」と考えて、胸がギュッとしたことを覚えている。

 

コンサートの会場内に居たのは、それぞれがそれぞれの「可愛い」を纏い、大好きな人に会うために、この日のために用意した、「とびきりの自分」を連れてきた人ばかりだった。

そんな光景を目の当たりにしたわたしは、帰宅途中の新幹線の中、生まれて初めて「可愛くなりたい」と、誰かに伝えたくなった。

 

 

その日から、魔法にかけられたように、わたしの生活は変わった。そして、今もわたしは魔法にかけられたままである🪄🪞✨

 

薮くんの手によって魔法にかけられたわたしは、「可愛くなりたい」、「綺麗になりたい」と、声に出して言うことを恐れなくなった。

昔から憧れていた、可愛いお洋服に袖を通してみたりも、した。ドキドキしながら鏡の前に立った時、思っていたよりもそのお洋服が自分に似合っていたことが、涙が出るほど嬉しかった。わたしも「可愛い」を纏えるのかもしれないと、自分に可能性を見出すようになった。

「髪が綺麗な人が好き」と、昔からインタビューで答えていた薮くんを見て、ヘアケアに力を入れるようになった。手櫛でさえ通らなかったギシギシの髪が変わっていくさまは、わたしに自信と勇気を与えてくれた。

今も変わらず、どんなに疲れていても、どんなに眠くても、ヘアケアだけは怠らない。わたしの髪には、薮くんに与えてもらった"自信"が宿っている。

 

そうやって少しずつ、俯いていた自分が顔を上げて、光が差す方向に歩き始めた時、初めて「自分そのものは好きじゃないけれど、薮くんのことが好きな自分は好き」と思えるようになった。

自分にかけられた"呪い"を、捨てるわけではなく、共存しながらも、影に潜めさせたり、見なかったことにしたりしながら、「薮くんの"好き"に近付きたい」という原動力だけで、5年の歳月を走り抜けてきた。

そして、ただひたすらに「薮くんの"好き"に近付きたい」と走り抜ける中で、時々、「可愛い」や「素敵」という言葉を向けていただけるようになった。"呪い"が存在するわたしは、今までその言葉を上手く受け取ることが出来なかった。

だけど、「薮くんの"好き"に近付きたい」と努力した自分に素敵な言葉を向けてもらえるのは、薮くん自身がわたしを変えたからだと、気付いた。誰かから見たわたしが、「可愛い」や「素敵」という言葉をかけていただけるのは、薮くんが、"わたし"という一人の女性を変えたからだ。

その言葉は、"わたし"を通して、"薮くん"を褒めていることに繋がるのではないか、と、初めて思うことが出来た。それからは、誰かに素敵な言葉をかけていただくたびに(いつもありがとうございます🥲✨)、「薮くんのおかげ」と感じるようになった。

 

 

 

わたしは、薮くんに恋をしている。

好きになった瞬間から、失恋が確定した、永遠の片想い。

薮くんの隣で生きる未来は、どんなに泣いて懇願しても、わたしの人生には用意されはしない。他人はわたしを見て、「いい歳して」と、「現実を見ろ」と、笑うかもしれない。

だけど、わたしは薮くんに対する"恋"という感情を、自分の意思以外で手放すことはこの先も絶対に無いと言い切れる。

叶わないから、報われないからと、簡単に手放せる感情なら、5年前の今日から、5年後の今日までのわたしは存在しない。

「叶う」、「叶わない」を天秤にかけて、「叶わない」が勝つから諦めるほど、簡単な感情ではない。

何度だって言いたい。

わたしは今、人生で一番幸せな片思いをしている。

 

 

 

わたしは、薮くんを好きになって、強くなれた。「好きな自分」が自分の中に生まれた。自分を愛することは、大切な誰かを愛することに繋がることを知った。真摯に目の前のことに向き合う大切さを知った。そして、どんな些細なことでも宝物だと思える心を知った。

全部薮くんが与えてくれたもの。ここには書ききれないほど、沢山ある。

薮くんを通して得たもの全てがわたしの宝物です。

 

 

 

だから、「薮担であること」、それは、わたしにとって絶対的な誇りです。

わたしの人生を変えてくれた薮くんが好きだということを、誰に対しても隠さずに言える。「薮担であること」は、わたしにとって誇りであり、自慢です。世界中のどこを探しても、5年間、わたしの「一番」に君臨し続けた人は薮くん以外存在しない。

この先の不確定な未来で、わたしの「一番」が薮くんであり続けるかどうかは、分からないけれど。"今"の自分が、「この先の未来の自分も、薮くんのことが一番好き」と誓える。嘘偽りない真実が、"今"、この瞬間に存在している。

 

いつか、片手ぶんの歳月が両手いっぱいになったとしても。両手では足りなくなったとしても。わたしの「一番」は、薮くんただ一人だと、今のわたしが誓える。誓いたいと思う。

 

 

 

2016年10月9日から、今日までの1826日。薮くんのことを考えない日は、1日たりともありませんでした。

この5年間の全てがわたしの宝物です。

薮くん、ありがとう。

 

 

 

 

薮担になって5周年を迎える今日、投函する予定のお手紙と水引のカード。

水引は、梅結び

意味は「固く結ばれますように」。

薮くんとの縁が、この先も固く結ばれ続けますように、という意味を込めて。

 

6年目も、薮くんの顔と顔以外全部好き❣️

 

 

愛を込めて。

 

 

(@82yb_)

Fab! -Live speaks.- パンフレット 薮くんが語る、"ファンサービス"の是非について

 

 

⚠️ 2021年4月18日に投稿したふせったーの引用です。自分の中で大切にしたい感情なので、こちらに書き残しておくことにしました。

 

 

 

「"目が合う、手を振ってくれた=楽しかった"というだけではないライブを目指したい」

 

薮くんの口からこの言葉を聞けたこと、様々な意見や価値観があると思うけれど、わたしはすごく嬉しかった。それは、「ファンサービスのためにコンサートに来ている人」に着眼点を置いた話ではなく、薮くんが語るように、「今のHey!Say!JUMPはその段階ではなく、作品全体を通していいものを作っていきたい」という言葉に置かれた話になる。

 

2017年、10周年のツアーで、薮くんは見渡す限り、視界に入る薮担全てにファンサービスをする勢いで、その人差し指の先に薮担を捉えていたように思う。
わたしは薮くんが薮担を見つけてくれる、その奇跡みたいな瞬間が、「貴方のファンです」と薮くんに伝えられる特別な瞬間だと思っていた。その気持ちは今も変わらない。
それは、薮くんが過去に出演した「チカラウタ」での言葉、そして10000字インタビューでの言葉に通ずる。「自分がいなくなっても誰も気付かない」と語っていた薮くんが、数年を経て「誰かの唯一無二になりたい」と語ってくれたこと。薮くんを唯一無二だと思っている薮担が存在していて、そんな薮担をいつも特別扱いしてくれたこと。とても勝手ながら、わたしはそんな薮担と薮くんの関係は、他メンバーのファンの人には絶対に分からないであろう強い絆だと思っていた。宝物みたいに愛おしかった。
ファンサービスが全てではない。それはファンをする上で自分の中で大切にしている感覚でもある(勿論、ファンサービスをいただいたら腰が抜けるほどに嬉しいし、欲しいか欲しくないかで聞かれたら、素直に「欲しい」とわたしは言っている) ただ、薮くんと薮担にとってのファンサービスは、ただ「ファンサ」という言葉に収まらない何かがあると、エゴでしかないけれど思っていた。

薮くんが語った、「"目が合う、手を振ってくれた=楽しかった"というだけではないライブを目指したい」という言葉は、曲解した、自分の解釈で受け取っただけの話だけれど、薮くんと薮担の中に特別な何かを作らなくとも、絆が確立された証でもあるのかな、と感じた。目に見える形、実感で得られる瞬間ではなく、想いの中に生まれる確かな絆の話。


わたしは薮くんがこの先、薮担をその人差し指に捉えなくなったとしても、薮くんが薮担を一番に、特別に想ってくれていると信じられる。昔から薮くんがそうだったかはわからないけれど、2017年、I/Oのツアーでの挨拶で言ってくれた「僕のファンは9人の中から僕を選んでくれてありがとう」という言葉を、薮くんは4年かけてきちんと形にして伝えてくれたと思うから。


あれから4年。
「Fab! -Live speaks.-」のパンフレットでのこの言葉を受けて、わたしは薮くんと薮担の間に、絶対的な愛を得られたように思えた。ただただ都合の良い解釈だと思う。だけど、「ファンサービス」を武器としてきたHey!Say!JUMPが、それだけが武器ではない(そのマインドは今も持っていると言っているのも踏まえて)と、言葉にして外に出せるまで、アイドルとファンの新たな信頼関係が確立されたのだと感じた。
それが、たまらなく嬉しかった。

 

薮くんがステージに立っている、それだけで何よりものファンサービスだと思う。薮くんの輝きをこれからも追い続けていけるだけで、薮担は大勝利だと思っている。薮くんに伝えたい。"形"が無くなったとしても、わたしの一番は間違いなく、この先も貴方一人だと誓えるほどに、唯一無二の存在である貴方が好きだということを。

 

 

(@82yb_)

 

拝啓 31歳の薮くんへ

 

薮くん、31歳のお誕生日おめでとうございます🎂

 

 

 

 

31歳のお誕生日をお祝いするにあたって、沢山のことを考えました。2021年が幕を開け、新しいカレンダーを捲り、心新たにスタートした「1月」。一年の始まりである「1月」は、わたしにとってとても大切な1ヶ月。

その最後の日。最愛の人が生まれた日。

 

30歳の薮くんをお祝いした頃、30歳の薮くんがステージに立つ姿を当たり前に見れると思っていました。だけど、世界は思い通りに動いてはくれなかった。新型コロナウイルスにより、「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」が全公演中止となり、様々なエンターテインメントが2020年から姿を消していきました。だけど、そんな中でわたしは薮くんからかけがえのないものを沢山与えてもらったように思います。

 

その中でも大きかったのが、「JUMPaper」での更新、通称「やぶぺ」です。会えなくとも、姿が見えなくとも、「言葉」で繋がることが出来ると、薮くんに教えてもらいました。 薮くんが綴る言葉に、沢山の笑顔と幸せを与えてもらいました。不安が渦巻く状況の中、大袈裟かもしれないけれど、わたしにとって毎日薮くんが言葉を綴ってくれる「やぶぺ」は心の救いで、一筋の光のようでした。

 

 

だから、31歳のお祝いの"贈り物"は、「言葉」にまつわるものにしたい。そう思いました。

 

ファン側であるわたしたちが、離れていてもアイドルと繋がることが出来るものを考えて辿り着いたのが、「ファンレター」でした。わたしは筆まめな方ではなく、今までファンレターを出すのは年に1〜2回程度でした。だけど、2020年は沢山の「言葉」のプレゼントをしてくれた薮くんに向けて、例年以上にお手紙を送った年でもありました。

 

そんな中で気付いたこと。

 

今までファンレターを送るときは、スマホのメモアプリに下書きをして、推敲をして書くことが多かったけれど、初めて「下書きをせずにお手紙を書く」ということを始めてみました。一番素直な想い、一番鮮度の高い言葉。それは、時に重すぎる想いに溢れていて、とても美しいだけのものではなかったけれど、わたしは自分が書いたお手紙の内容を読んで、「こんなに優しい文章が書けたんだなぁ」と初めて思えました。

それから。レターセットを選ぶ時間がすごく楽しくて、ワクワクしながら素敵なレターセットを探すことが増えたこと。2020年10月14日のやぶぺにちなんだ、金木犀のレターセット。宇宙や天体が好き、と話していた薮くんがとても好きで選んだ月の形のレターセット。「富士担」と豪語していた薮くんにしか送れないであろう(笑)、富士山のレターセット。「Fab! -Music speaks.-」の童話にちなんだ、童話モチーフのレターセット。

 

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素敵なレターセットを見つけるたびに、薮くんにお手紙を書きたくなる。わたしにとって「ファンレター」は、薮くんに認知してもらうとか、覚えてもらうとか、"わたし"という存在を薮くんに認識してもらう手段ではなくて、どこまでも一方的な「愛」の証に近い。封を開けた時、手紙を手にした時、薮くんが少しでも笑顔になれば、と思いながら、手紙の向こうに見える薮くんの表情を想像して、少しでも薮くんの笑顔の"理由"になれたら、と思いながら選ぶ。わたしにとって「ファンレター」はそんな存在でした。

 

舞台俳優さんや、他のアイドルと違って、ジャニーズアイドルに唯一出来る"贈り物"、それが「ファンレター」だと気付きました。

だから、特別なものにしたい。

31歳になった薮くんに向けて、わたしなりのささやかな「プレゼント」をしたい。そう思って選びました。

 

 

『オーダーメイドレターセット』

 

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今回、オーダーメイドのレターセットを作るにあたってお願いしたのが、「箔押し印刷の専門店 あさだ屋」さんです。

 

 

色々なサイトがある中、あさだ屋さんでは黄緑のレターセットを取り扱っていたので、制作をお願いしました。

 

デザインはフリー素材を少し加工したものに。(※二次加工・使用可能のもの)

 

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薮くんのソロ曲「流星の詩」をモチーフに流れ星のデザインと、サッカーボールのデザインに⚽️⋆

そして、迷わず選んだ「You are my light.」という言葉。わたしがHey!Say!JUMPで一番好きな楽曲、薮くん作詞の「切なさ、ひきかえに」より引用しました。「あなたはわたしの光」、そんな想いを込めてデザインしました◎

シンプルだけれど飽きのこない、何度送っても「貴方が好きです」と一目で伝えられるような。世界でただ一人、薮くんにだけ送るレターセット。

箔押しのカラーにも拘りました。公式側から「皇帝」と称される薮くんにちなんで、箔の色は絶対にゴールドにしようと考えていました。あさだ屋さんの箔は迷うほどに沢山の色があり、その中で選んだのが「つや消し濃赤金箔」です。「赤」は薮くんが昔背負っていた色。今は「赤」ではないけれど、薮くんの過去も含めて大好きなわたしにとって、さりげなく「赤」が散りばめられているこのカラーがぴったりだな、と思い選びました。

ロット数は100部。100回、薮くんにお手紙を書きたいなぁ、なんて考えながら。

 

 

薮くんが、「こんなに愛されている」と思えるくらい、ラブレターを送りたい。時にそれは、迷惑なものとなりうるかもしれない。それでも、届けたい「好き」が、「想い」が、「言葉」がある。ブログにも、ツイッターにも残さない、薮くんに"だけ"伝えたい言葉。

わたしはそれを、"ファンレター"という名のラブレターに載せて、ポストに投函する。キスをする気持ちで切手を張り、抱きしめる気持ちで大切にポストに入れる。

実際、薮くんにわたしのお手紙が届いているか、届いていても読んでもらえているかは、わからないけれど。もし、一つだけ繋がる世界があるとしたら。わたしはその「可能性」に賭けたいと思う。

 

薮くんが「やぶぺ」に残してくれた言葉のように、離れていても届けることが出来る「愛」を薮くんに贈りたい。そして、その「愛」を綴る場所は、特別でありたい。わたしの「愛」が端から端まで詰まったこのお手紙が、どうか薮くんの元に届くことを願って。

 

31歳の薮くんに、このレターセットで沢山の「好き」を届けていけたらと思います。

 

 

最後になりましたが、薮くん、31歳のお誕生日おめでとうございます。貴方の未来がこの先もずっとずっと輝いていますように!

 

愛を込めて。

 

Ruco (@82yb_)

「#やぶぺ」がもたらしてくれたもの

 

 

 

「やっはろー!」で始まる、JUMPaper、薮くんの更新。通称「やぶぺ」。数年前から自由に更新したいときにできるようになった。

毎日のように更新してくれる人もいれば、大きな出来事(歌番組、CD・DVD発売、ツアー決定など)があれば更新する人、はたまた気まぐれに月に数回更新する人、月の終わりにまとめて一ヶ月の出来事を更新する人。その自由なスタイルはアイドルに言葉を書くことを強要せず、「書きたい時に書く」というスタンスになっていてメンバーそれぞれの「らしさ」が出てすごく好きだった。

薮くんはどちらかと言うと、気まぐれに月に数回、長めの近況報告を更新してくれるタイプだった。だから、Hey!Say!JUMPの情報をツイートしてくれるアカウントが「薮くんのJUMPaperが更新されました」とツイートしてから見に行く、というスタイルだった。

 

2020年に入り、新型コロナウイルスの影響により、薮くん主演のミュージカル、「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」が全公演中止となった。

2020年4月の最初の更新は、薮くんが「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」の中止を告げる動画をJUMPaperに載せてくれた。悲しげな表情の中、薮くんは動画内で「まずは、笑顔で」といつもの柔らかい、瞼に弧を描く笑顔を見せてくれた。薮くんがきっと一番辛いのに。その笑顔を見て、「笑顔でいるね」と強く誓いながら、わたしは声を上げて泣いた。

 

2020年4月8日から、薮くんは現在までほぼ毎日更新してくれていた。その内容は様々だけれど、ファンを一番驚かせたのは「自炊を始めたこと」だと思う。いただきハイジャンプなどでも、薮くんの料理の腕の「ポンコツ」具合はファン周知の事実だった。いくらステイホームとは言え、Uber eatsなどが流行するこのご時世、わたしは薮くんが自炊を始めるなど露も思っていなかった。だけど、始めた。

今じゃ、当然のように目玉焼きを蒸し焼きにし、パスタの美味しい作り方をファンに伝授してくれ、ドライパセリを振りかけ、唐揚げは二度揚げ、生姜焼きのソースだって手作りだ。ほうれん草を洗って水切りせずに床をビチョビチョにする薮くんも、ひき肉を素手で炒める薮くんも、ひき肉に一点集中で胡椒をかける薮くんも、もういない。

 

薮くんが自炊を始めてすぐの頃、わたしは薮くんが大怪我をしないか不安で不安で仕方がなかった。

 

 

しかし、薮くんはそんなわたしの不安を吹き飛ばすかのようにメキメキと料理の技術を上達させていった。

 

今じゃ、「ミートソースではない、ボロネーゼだぜ」とドヤ顔される始末である。可愛い。好き。

 

 

多分、わたしはもう薮くんの口から「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」、「スペアリブ」、「ラタトゥユ」などが出てきても驚かないはずだ。

 

ここで、薮くんが自粛期間中に作ったお料理を振り返ってみる。

 

  • 4月8日:生姜焼き(自家製タレ)
  • 4月9日:唐揚げ(二度揚げ)
  • 4月10日:豚汁(昼)、豚の冷しゃぶサラダ(夜) ※昼の豚汁で余った食材を使用
  • 4月12日:あおさのお味噌汁(自分好みの味をマスター) ※ここでご飯がパックご飯だったことが判明
  • 4月13日:炊き込みご飯(残りは冷凍)
  • 4月15日(更新):サバの味噌煮と大根の炊き込みご飯(光くんのレシピ)(釜返しが少々雑な写真付き)
  • 4月15日:アヒージョ(4秒の動画付き)
  • 4月17日:ハムエッグ(蒸し焼きを覚える)
  • 4月18日:角煮(炊飯器)、焼いた空豆(写真付き)
  • 4月19日:コールスロー(ごま油入り) この日、人生で初めてサラダ油を使い切る
  • 4月22日:キムチチャーハン(あらかじめ卵とご飯を混ぜるとパラパラになると知る)、親子丼(写真付き)
  • 4月24日:にゅう麺(片栗粉でとろみをつけ、溶き卵を入れた)
  • 4月26日:漬け丼(マグロ、サーモン、アボカド)
  • 4月27日:セロリときゅうりの浅漬け(しょっぱかった)、青椒肉絲(写真付き)
  • 4月28日:ナポリタン(暫定的に一番うまい料理ができた、喫茶店並とのこと)(写真付き)
  • 4月30日(更新):ハンバーグ(キャベツの千切りをみじん切りと言う)(写真付き)
  • 4月30日:鳥の照り焼きとピーマンの塩昆布炒め(ピーマンの食感を残すためにサッとごま油を絡めるくらいの気持ちで炒めれば大丈夫、とのこと)(写真付き)
  • 5月2日:ナスの煮浸し(みりんと白だし)
  • 5月3日:アサリとえのきとしらすとほうれんそうのパスタ(写真付き)
  • 5月5日:キーマカレー(玉ねぎのみじん切りができるようになった!と報告)(写真付き)
  • 5月8日:大根と鶏肉の煮込み(銀杏切りを覚える)(写真付き)
  • 5月9日:茹で豚肉のワサビ醤油と紫蘇和え(写真付き)
  • 5月11日:豆腐ハンバーグ(形を整えるのが難しかったとのこと)(写真付き)
  • 5月14日:カレー(5月15日の更新に写真付き)
  • 5月19日:目玉焼き、ネギと玉ねぎとえのきのお味噌汁、白米(自炊はみんなやってる、とのこと)、塩焼きそば(全部レンジで調理)
  • 5月20日:ステーキ(付け合わせは人参のグラッセ、ほうれん草のバターソテー)
  • 5月21日:よだれ鶏きんぴらごぼう、ほうれんそうのお浸し、じゃがバター(写真付き)
  • 5月28日:角煮
  • 5月30日:ペペロンチーノのようなカルボナーラのようなペペロンチーノのようなパスタ(写真付き)
  • 6月2日:ペペロンチーノ(ニンニクは茶色くなる手前が美味しいとのこと)(写真付き)
  • 6月3日:ペペロンチーノ ツナとピーマン入り(ピーマンはパスタを入れる直前に炒めると食感が残って美味しいとのこと)(写真付き)
  • 6月17日:ナポリタン(バターと中濃ソースを入れるなど拘りあり)(写真付き)
  • 7月7日:ボロネーゼ(久々の料理、とのこと)(作りすぎた様子)
  • 7月21日:塩焼きそば(ネギとソーセージとエリンギ)
  • 7月24日:ペペロンチーノ

 

緊急事態宣言が明け、6月くらいからは自炊の更新は減ったけれど、それでもたまに自炊もしているようだった。6月14日でのオールナイトニッポンにて、「自粛が明けても自炊するの?」というメンバーの質問に「いや、ない」と即答していたけれど、のんびり楽しんでいる様子に、「生きていくためにしている」と言うより、もうすっかり料理にハマって楽しんでいるのだろうな、と推理している。(名探偵ルコ)

実に沢山のお料理が並び、もう「『料理ができない』などとは言わせない!」と強く説得されているようだ。最弱レベル(失礼)からここまでの躍進。素直にすごい。

そして、この自炊の更新はすごく「賢い」更新のされ方だった。基本的に「昨日食べた料理」を更新するスタイル。「昨日」の内容を更新をすることによって、「今日」の出来事を「明日」のブログのストックに出来る。だから薮くんが「昨日は○○を作ったよ!」と言うたびに、「明日も更新してくれるのかな?」とワクワクしていた。無理はして欲しくないと思いつつ、ファンとしてはすごく嬉しいブログの書き方だなぁ、と感じた。さらに内容が「お料理」や「お掃除」など、家にいることを示唆する内容で安心する上に、毎日更新してくれることで安否確認のように、元気なことがわかる。ファンとの繋がりを大切にしてくれているんだな、と強く感じた日々だった。

 

また、やぶぺの内容はそれだけではなかった。

「#おはよう選手権」なるものが5月から開催された。宮田会メンバーのグループLINEにて、起きた人から「おはよう」と連絡するルール。他にも薮くんの中でルールがあり、二度寝はチート、だけどお昼寝はアリ、など、「#おはよう選手権」の法律は全て薮くんが決めていた。(余談ですが、薮くんにも「俺が法だ。」と言って欲しいです) 「#おはよう選手権」の結果発表の更新が続くと、たちまちわたしの午前中のタイムラインには「おはようございます! #おはよう選手権」とツイートする可愛い薮担の皆様のツイートが並んだ。「#今日はねぼすけ」、「#ねむねむ」など、ファンもこぞってハッシュタグをつけ、「薮担」として参戦していた姿も楽しかった。なお、「#おはよう選手権」が最終回を迎え、薮くんがやぶぺで 「#おはよう選手権」の話題に触れなくなっても、わたしのフォロワーさんは毎朝、「おはようございます!」という言葉と共に「#おはよう選手権」のタグをつけてツイートしている。

「人と会えない期間でも挨拶をすることで人との繋がりを感じることができた」と薮くんは言っていた。確かに、と感じた。ツイッターで飛び交うフォロワーさんの「おはよう」の挨拶と「#おはよう選手権」のタグ。今日も大好きなフォロワーさんが元気だ、と知ることは、すごく幸せなことだと思った。当たり前のようにタイムラインに流れてくるフォロワーさんのツイート。その当たり前がとても幸せなことなんだと、薮くんに教えられたようだった。

 

ステイホーム期間が終わり、ちょうど「#おはよう選手権」が最終回を迎えた頃から、お仕事が再開したと思われた。「#おはよう選手権」の最終回の報告のあと、「毎日更新ありがとう」と感謝に溢れる言葉が沢山タイムラインに流れた。その日の更新を見て、今日で毎日更新は終わりかな、と思った。

余談になるが、わたしはニューヨークタイムズ新型コロナウイルスの感染リスクが最も高いとされる職場で働いている。一日中患者と接するリスク、感染予防のための慣れないフェイスシールドや防護服のストレス、大好きなコンサートや友達と会う機会も無くなり、楽しみが減った中で、毎日更新される薮くんのJUMPaperが唯一の楽しみで、生きがいで、頑張る糧だった。

 

あの日から、約2ヶ月。薮くんは今も毎日更新を続けてくれている。他愛もない話、昔話、自炊の話、初夏の夜や雨の日に聴く音楽、好きな音楽、今日したこと、お仕事の話、メンバーの話、仲間の話。時には不安を抱える人たちに寄り添い、励ましてくれる優しい言葉もかけてくれた。

どうして。

どうして薮くんはこんなに、ファンに寄り添ってくれるのだろう。

時には「書くことがない」と言い、時には「あっぶねー!忘れてた!」と23時以降に更新してくれることもあった。それでも、毎日JUMPaperには「Kota Yabu」の黄緑のページが掲載されていた。

薮くんはどうしてこんなにファンに優しいんだろう。

それはきっと、薮くんが、薮くんだから。

薮くんは、そういう人だから。

だから好きなんだ、と、薮くんが薮くんだから、好きなんだと、強く感じた。

毎日更新されるやぶぺ。内容は勿論のこと、わたしは何よりも、薮くんがファンのために毎日更新しようと思ってくれた、その「心」がとてつもなく好きだと思った。その心、その優しさ、全部当たり前のように受け取っているけれど、そうじゃない。薮くんには、薮くんの生活がある。お仕事がある。人生がある。そんな薮くんの貴重な24時間の中の時間を、ほんの少しでもわたしたちファンのために費やしてくれていること。その全てが、薮くんの優しさで、心遣いで、愛だということを、忘れずにいたいと思った。

この先、毎日更新が終わる日が来るかもしれない。無理はしてほしくない、と思いながらも、だけど薮くんがもし、無理をしてでもわたしたちに言葉を届けたいと思ってくれているなら、「無理しないで」と言うのは野暮なのかもしれないと思った。最近は23時以降の更新が増えている。忙しいのだと思う。それでも毎日更新してくれている。だからわたしは、毎日「#やぶぺ」のタグに添えて、「ありがとう、大好き!」を呟く。いつかこの毎日更新が途絶えたとしても、薮くんが優しい人だということに変わりはない。薮くんがわたしたちに寄り添ってくれる姿勢はずっと変わらないし、薮くんの優しさも愛情も全部全部、形にせずともわたしたちは知っている。

そんな風に思いながら、今日もJUMPaperの「UP」の表示に胸を躍らせる。ワクワクさせてくれる毎日を、幸せだと感じる瞬間を、笑顔を、驚きを、そして、生きがいを、明日を心待ちにする希望を与えてくれたこと、生きていこうと思わせてくれたこと、「#やぶぺ」がもたらしてくれたもの、全てに、「ありがとう」と「大好き」の気持ちが止まらないよ。薮くん、本当に本当にありがとう。

 

やっぱり、薮くんが宇宙で一番、大好きだ!

 

 

#長くなってしまった

#今日も元気だと嬉しいです

♯シャープ

#薮くん、大好きだよ

#愛を込めて

 

 

(@82yb_)

 

祝辞

 

 

 

薮くん、早稲田大学 人間科学部 人間情報科学科 ご卒業おめでとうございます。心よりお祝いの言葉を申し上げます🌸

 

 

 

2019年、ハルのインタビューが各スポーツ誌、雑誌に掲載されていた春先、薮くんが夕刊フジにて、2020年大学卒業予定であることを話してくれた。それまでも、卒業シーズンが近付いてくるとひそやかに薮担の間で「薮くんの大学はどうなったんだろう」と語られていた。音沙汰がないまま数年が経ち、2019年の夕刊フジにて薮くんが大学の話をしてくれた。嬉しくて堪らなかった。

そして2020年3月26日、ついに薮くんが早稲田大学を卒業したと様々なメディアに取り上げられた。「8年かかった」、その言葉の本当の重みは、きっと薮くんにしかわからない。

 

大学は義務教育ではなく、自らの「学びたい」という意思を持って通う場所だ。親、世間、国から求められる「勉学」ではなく、自らの人生を豊かにするために通う「大学」に進むことを、薮くんは22歳で決めた。

一般的に22歳は高校を卒業後、四年制の大学に進学した人が就職する年齢だ。薮くんはHey!Say!JUMPとしてデビューし、人気グループの最年長として、「社会人」として既に存在していた。そんな薮くんが大学進学を決めた。わたしは当時JUMPのファンだったわけではなかったので詳しいことはわからないけれど、自由に選び取れる人生選択の一つとして薮くんが「大学に行って学ぶ」という選択肢を選んだことがすごくカッコいいな、と思った。

 

わたしは、「大学」、所謂四年制大学にとてつもない憧れとコンプレックスを持っていた。

進路を考えていた頃、自分には学びたい分野があり、進みたい道も朧気ではあったけれど存在していた。しかし、何の権力も財力も持たない10代の小娘が「わたしの人生だから」と豪語して自分一人が人生を決めて突き進むような度胸もなければ、許容されることもなく、わたしは専門分野の短大に進学した。勿論、自分が学びたい分野ではなかったため、在学中は全くやる気がなく、ギリギリの成績で進級し、気付けば最終学年になっていた。

在学中、実習と実習日誌に追われ、週の睡眠時間がトータルで6時間、軽度の胃潰瘍になり、週末は点滴を打って薬で騙しながら実習していた。当時、ツイッターのリア垢に四年制大学に通う友人たちの「自主休講♡ カフェでまったり♡」、「四年次で単位を取ればいいのでハワイに旅行中♡」などの楽しげなツイートが流れてくることが毒でしかなく、同じ大学の学科に通う友人達以外を総出でミュート、ブロックしていた。死ぬ気で戦い抜き、死ぬ気で国家資格を取った。「わたしが選んだ人生ではない」、在学中に何度も頭の中で反芻した言葉だった。今でこそ、今の仕事に面白さややりがいを見出して前向きに仕事をしているけれど、就職したての頃はそのモチベーションの低さが原因で就活に失敗した。

 

四年制大学に進んでいたら、わたしの人生は変わっていたのだろうか。そんな風に考えた。

でも今更、この人生を変える度胸もない。10代の頃、その道に進んでいたら?と考えるだけで終わっていた。そんな思いを燻り続けて何年目かの今年の春、薮くんの大学卒業の報告を受けた。

 

「8年かかった」、「挫けそうになった」、「正直何度かもういいかなって思うことがあった」

赤裸々に語られた言葉たちに胸を打たれた。

4年でストレート卒業した人に比べると、8年がかりで卒業したことは劣るのかもしれない。でも、インタビューで語られた「物事を続けることは大事だと思った。やりきることって意外と難しかったりする」という言葉が全てだと思った。薮くんが8年かけて手に入れた「早稲田卒」という称号。それは、ストレート卒業した人には得られない価値だと思う。下降したモチベーションを自ら鼓舞し、それこそ「ど根性」で単位を習得した。それも、Hey!Say!JUMP 薮宏太としての仕事もこなしながら。想像を絶するほど過酷な日もあったと思う。でも薮くんはいつも、ファンに向ける表情にそんな影は一ミリも見せなかった。強い人だと思った。薮くんの強さは、自分の弱さを隠さずに認められるところだと思っている。8年もかかったことを笑う人もいると思う。だけどわたしは、8年かけてでもその道を降りなかった薮くんの「強さ」がすごく好きだ。有耶無耶にしたり、中退という選択肢もある中で薮くんは「卒業」に辿り着いた。8年かかったことを言い訳にせず、まっすぐにそれを捉えて。年月は歩んできた足跡でしかない。その中で薮くんが感じたこと、葛藤したこと、得たものが全て未来の薮くんに通じていくと思うと、その8年は決して無駄じゃなかったんじゃないか、と第三者ながらに感じた。

 

薮くんに「人生において遅すぎることなんてない」と教えられた。ずっと燻っていた「大学」という場所へのコンプレックスがスッと消えた瞬間だった。確実じゃなくともこの先の人生の中で「大学に行く」という選択肢を選んでもいい、と自分で自分を許せた瞬間でもあった。それだけで十分だった。実際に大学に通うかどうかはまだわからない。一生無いかもしれないし、すぐに叶えてしまうのかもしれない。実際自分がこの先どうするか、という話ではなく、いつでも、どんなタイミングでも、何歳になっても、自分の学びたいことを学ぶために大学に入学して、時間をかけてでも卒業に辿り着くことは、自分の人生を豊かにする価値のあるものだということを、薮くんを通して知れた。それは、ストレート卒業ではなく、8年がかりで卒業を手にした薮くんだからこそ、思えた感情だと思っている。

 

アイドルはファンに夢や希望を与える存在だと思う。薮くんもその一人だけど、わたしは薮くんの生き様や、人生に立ち向かうその姿勢に、沢山のことを学ばせてもらっている。薮くんの言葉や生き方に、何度も心を救われてきた。

そんな薮くんが「やり切ってみんなに伝えることができて嬉しい!」とやぶぺで語ってくれた。自分が卒業できたことよりも先に、それをファンに伝えられることを嬉しい、と語る薮くんに涙が止まらなかった。事実、わたしはその報告を受けてすごく嬉しくて幸せだったと同時に、救われた気持ちにもなった。

 

薮くんはわたしの人生において、わたしの前に立つ人だ。薮くんがいて初めて自分の物事が進んでいく。薮くんがいるから存在している「わたし」がいる。前を向いていられる。薮くんが好きな自分を好きでいられる。薮くんに対して誠実でありたいと思う。それは、いつだって薮くんがわたしたちファンに誠実でいてくれるから。まっすぐに愛してくれるから、同じだけの、いや、それ以上の愛を捧げたいと思う。薮くんがそう願わなくとも、わたしはきっと薮くんを愛する人生なんだと思う。でも薮くんは願ってくれる。「誰かの唯一無二になりたい」、「薮くんが一番と思ってもらいたい」と。そう願ってくれる薮くんが優しくて、本当に大好きだな、と強く強く噛み締める。

 

自担、薮宏太さんに「早稲田卒」の箔がついた。

宇宙一カッコよくて、顔で天下を取っていて、スタイルが良くて、脚がバケモノ級に長く、唯一無二の歌声を持ち、博識で、優しく、仕事ができる薮くんに、「早稲田卒」が加わった。天が82億物を与えた男、それが薮宏太さんです。

 

30歳を迎え、さらに飛躍し、魅力を増す薮くんが心の底から大好きです。

 

改めて、心よりお祝い申し上げます。

薮くん、ご卒業おめでとうございます。大学で学んだことが、薮くんのこれからの人生に沢山生かされていくことを祈っております。

 

愛を込めて。

 

 

(@82yb_)

#薮くんの好きなところ30

 

 

 

薮くん、30歳のお誕生日おめでとうございます🎂

 


初エントリーは薮くんの30歳のお誕生日にしよう!と決めていました。 *1

 


ツイッターのタグでも見かけた「#薮くんの好きなところ30」をわたしもしたい!と思い、今回このエントリーで書かせていただくことにしました。

「わたしが薮くんを好きな理由、正座して8200個くらい言えるから」*2 とのたまうわたしが、敢えて30個に絞るなら、と思って色々考えていたのですが、考えれば考えるほど「好きなところ」が増えることに気がつきました。そして、その「好きなところ」には順位がないこと、薮くんは本当に魅力的で素敵な人ということを再確認しました。

 


10代からツイッター廃人だったわたしは、鮮度の高い状態で自分の気持ちを言葉にして綴る「ツイッター」というツールがとても性分に合っていて、文章を構成、推敲し、時間をかけて綴る「ブログ」に少し苦手意識がありました。

それでも薮くんの30歳のお誕生日、わたしも薮くんのために、薮くんのためだけに文章を綴ってみたい、そんな風に思い、このエントリーを書くことを決意しました。

 


稚拙な文章ではありますが、お許しくださいませ。

 

 

 

 


#薮くんの好きなところ30

 

 

 

 


1. 顔

 

「薮くんの一番好きなところは?」

そう咄嗟に聞かれたら口をついて答えるのが「顔」。

一時期お見かけした、「自担を好きになったきっかけブログ」。様々な担当様のエントリーを拝読させていただく中で、「一目惚れだった」と仰る方を多く見かけた。わたしは今でこそ薮くんのビジュアルに生死を握られている身だが、薮くんを好きになったのは所謂「一目惚れ」ではない、と思っていた。

 


気付いたら、好きになっていた。

気付いたら、わたしの心の中で一番になっていた。

 

 

それは本当に気づかない間に恋に落とされていた感覚だった。2016年10月9日、DEAR.の横浜アリーナの物販で「薮くんのうちわください」と売り子のお姉さんに言った時に胸にストンと落ちてきた「わたしは薮担なんだ。薮くんが好きなんだ」と自覚したときの気持ちは今でも鮮明に覚えている。

自分は薮くんが好きなんだと自覚してから気付いた事、それは「薮くんの顔がこの世の男性の中で一番好き」ということだった。

 


話が少し逸れるのですが、JUMPが気になり始めた頃、ツイッターのリア垢で「中島裕翔くんが可愛い」と言ったときに、数人のリア友から「JUMPのDVD貸そうか?」「鑑賞会しよう」と誘われ、友人宅(元知念担)で「全国にJUMPツアー 2013」を見せてもらった。その時のSUPER DELICATEのやまゆと絡みの裕翔くんの可愛さたるや…!悶えながら鑑賞し、見終わってから友人に聞かれた「誰の顔が一番好き?」の問いに、「裕翔くんがカワイイ〜!」と叫んでいたわたしは本編を巻き戻し、BOUNCEのセンターに立つ薮くんを指差して「この人」と言ったそうだ。それを覚えていた友人が、薮担になったことを報告したときに「あの時、薮の顔が一番好きって言ってたもんな」と言われ、実はわたしはあの時既に一目惚れしていたのか?とその時気付いた。

 


所謂自分でも気付かないうちに薮くんに一目惚れをしていたわたしは、薮くんのお顔が本気で好きすぎることに気付いた。元々、今まで「好きだな」と思っていた男性芸能人がほぼ「タレ目」「ツリ眉」というラインナップで*3 薮くんも同じタイプだったが、薮くんはあまりにもわたしの中で特別だった。薮くんのお顔で嫌いなパーツが無い、全てが完璧にドンピシャに好きすぎて、生涯においてこんなに好きなお顔の人に出会えると思わなかったし、あまりにも好きで今でも「薮くんのお顔が宇宙で一番好きすぎる。こんなに好きな顔の人に出会えて応援することができるなんて奇跡に等しい」と思っている。

 

 

 

 

最高に頭が悪そうな自分のツイートがあったので載せておきます。

薮くんに関しては「顔が好きすぎる」と同時に、「顔以外の全部も好きすぎる」という感情になる。つまりわたしは、「薮くんの顔と顔以外全部好き」なのである。

表情一つで「薮ちゃん」「やぶくん」「薮くん」「薮さん」「薮様」を魅せる薮くんのその顔が、本当に大好きでたまらなくて、わたしはこの人が生きている限り、この人が画面で、誌面で、ステージの上で表情を作るたびに命を捧げていくのだろうな、と思っている。

 

 

 

 

 

2. 歌声

 

前述した通り、わたしは薮くんの顔が大好きな薮くんの顔ガチ勢なわけだが、歌声が好きだと思う時の感情は、薮くんのビジュアルを目の当たりにした時の「好きー!(8200dB)」というものとは少し違う。胸をじんわりと締め付けられるような、「ああ、この人の歌声が好きだなぁ」と思う、あの気持ち。

ライブやDVD、CDで薮くんの歌声を聞くたびに幸せな気持ちになって涙が溢れる。「流星の詩」を聞いたとき、嗚咽が出るくらい泣いた。歌を聞いて泣くことは今までにもあったけれど、嗚咽が出るくらいに泣きじゃくって、この人が好きだ、という気持ちが止まらなくて泣いたのは初めてだった。

 

薮くんは「詞を歌う」ことに長けていると思っている。それはきっと、薮くんが言葉を愛していて、歌で伝えられる言葉の素晴らしさを知っているからだ。

 

30歳になった春、薮くんは自身が主演・座長を務めるミュージカル「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」に出演する。この主演ミュージカルは、29歳、平成最後の春にミュージカル「ハル」に出演したことで得たお仕事に違いない。

「歌」が作品の中でストーリーのキーポイントとなる「ミュージカル」というジャンルから求められる薮くんの歌声。納得するしかなかった。「詞を歌う」ことに長けている薮くんにとって、「歌」でストーリーを展開させていく「ミュージカル」というジャンルはすごくぴったりだと感じた。

そして今年の春に上演されるミュージカル、「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」は全編歌という挑戦的なミュージカル。「全編歌」だと告げられたときに苦笑しつつも、「でもこれは、今の自分がやるべき作品だなと思いました」と言ってくれたこと。

涙が出るくらい嬉しかった。

 

薮くんの歌は未知数の輝きを持っている。

わたしは薮くんの発言や文章がとても好きなのだが、時に薮くんは言葉で語るよりも雄弁に歌う時がある。その瞬間に出会うたびに、「ああ、この人は歌うために生まれてきたんだろうな」と思う。

ハルが決まった時のインタビューで薮くんが「好きなんです、僕、歌が。歌うことが好き。自分が好きで楽しく歌ったり、感情を込めて歌うことを心掛けています」と言ってくれたこと。「薮くんの歌声が好き」と言うファンと、「歌うことが好き」と言ってくれるアイドル。

 

4月7日から始まる「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」では様々なジャンルの楽曲に、薮くんがチャレンジする。アイドルの楽曲とは違う楽曲に挑戦する薮くんに、誇らしい気持ちが溢れて止まらない。

 

 

令和2年、薮くんの歌声が響く日生劇場オリックス劇場に通える喜び。一言一句、一音一音、逃さずに焼き付けたい。

 

 

 

 

 

3. 不言実行

 

薮くんの「不言実行」な姿勢が好きだ。

 

ミュージカルの話にまた戻るけれど、薮くんが掴んでくるステージのお仕事はどれもドラマチックなものが多いな、と思っている。ハルは関西テレビ放送開局60周年記念ミュージカル、そしてジョセフは日本初演、全編歌で繰り広げられる挑戦的なミュージカル。

そんな舞台のステージに薮くんが立つということは、それだけ高い壁に薮くんが挑戦しているという証で、その挑戦の裏には「努力」が必ず存在している。でも薮くんはその「努力」を語りたがらないし、見せたがらない。

 

アイドルにとっての「美学」は様々だと思うし、どれが一番、とかはないと思うけれど、わたしは薮くんの「不言実行」の姿勢がすごく好きだ。ステージの上の輝いている姿だけにフォーカスを当てさせてくれる、そんな「エンターテイナー」としてあり続けてくれる姿勢を見るたびに「この人の"ファン"で良かった」と思う。

 

薮くんが勝ち取ってきたお仕事についてやぶぺで「あ、そうそう」と、「そういえばね」というノリで書くところが照れ隠しっぽいのも好き。薮くんが、多くを語らずとも示してくれる未来にいつも感動する。そんな薮くんの未来をこれからも一緒に見ていきたい。

 

 

 

 

 

4. 笑顔

 

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私がオファーを受けた時はすでに主人公の設定は決まっていたんだけど、座長は笑顔が本当に魅力的な方で、それを先に知ってたら、いつもふわっと笑ってみんなに元気を与える青年の物語に無理にでも変えたかったと思うほど。本当に素敵な笑顔だったな。

ー高橋亜子さんのツイッターより

 

ミュージカル「ハル」、千秋楽の日に脚本家の高橋亜子さんがツイートされた言葉。このツイートを見た時、あまりの嬉しさに薮担みんなで嬉し泣きしたのを覚えている。

そして、ミュージカル「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」の訳詞も高橋亜子さんになり、その時に「薮くんの笑顔にまた会えるのが嬉しい」とも言ってくださった。

 

薮くんはそこにいるだけで幸せな空気を作ってくれる人だと思っている。それは薮くんの笑顔が本当に素敵だから。薮くんが笑えば空気がふわりと軽くなって和やかになる。

「笑うと目がなくなることがコンプレックス」と言っていたけれど、ふにゃんと孤を描いた二つの目はまるで虹を架けるように優しくてわたしはすごくすごく好きだ。

薮くんが楽しそうに笑っていると幸せな気分になる。

愛おしそうに目を細める時も、楽しそうにくしゃくしゃに笑う時も、面白くて大爆笑している顔も、薮くんが笑えば、薮くんを取り囲む人たちが幸せになる。それはファンである自分も同じで、やっぱり薮くんの笑顔は格別だなと思う。

 

2018年12月29日、SENSE or LOVE東京ドームで素晴らしいお席に入らせていただいたとき、「薮くん!」という呼びかけにこちらを向いてくれた薮くんが本当にキラキラした笑顔で、薮くんの笑顔を引き出す理由に自分はなれたのだと思い、本当に嬉しかった。これからも薮くんが笑顔になる理由の一つとして存在するファンでありたい。

笑顔が溢れる30歳になりますように!

 

 

 

 

 

5. 人との接し方

 

好きなところの4つ目に書いた、「薮くんはそこにいるだけで幸せな空気を作ってくれる」というのは、薮くんの人との接し方にもあると思っている。

 

圭人くんが留学することになったとき、いたジャンで薮くんが言った「大丈夫だよ」という言葉。未来のことなんて誰にもわからない、確信を得られる未来などない、それでも薮くんの「大丈夫だよ」の一言にどれだけのファンが救われたか。それは薮くんが常にメンバーやファンと真摯に向き合って、いつでも信じさせてくれたからだ。

 

信じてきてくれたこと 当たり前ではないから

Hey!Say!JUMP / YOU&I

 

わたしはYOU&Iのこの歌詞が大好きだ。

「信じてきてくれたこと、当たり前ではないから」とJUMPが言ってくれるけれど、わたしは「信じさせてくれたことだって、当たり前ではない」と思っている。信じさせてくれたのはいつも、JUMPがファンと向き合ってくれたからで、そんなJUMPの中で一番安心感を与えてくれる存在が薮くんだと思った。

 

薮くんの人との関係の築き方や、接し方に、いつも社会人として、人として、尊敬の念を抱く。

 

また、2019年のツアー「PARADE」の福岡でのMC。PARADEのセットを運ぶには大型トラック89台、総勢243名のスタッフが参加しているという話に、「運んでくれている人に感謝。一緒に作っていますから。ありがとうの気持ちを大切にね。言わなくてもいいから思っていてくれたら」と言ったとき、本当に優しくて素敵な人だな、と改めて感じた。

ツアーやコンサートはアイドルだけでは完成されない。それを知っていて「ありがとうの気持ちを大切にね」と言える薮くんの優しさ。そして「言わなくてもいいから思っていてくれたら」とこちら側への配慮も添えてくれる薮くんが大好きだと感じた瞬間だった。

 

とても個人的な話になるのだけれど、わたしは2020年の仕事に関する目標に「患者さんに対して丁寧に接する」と掲げた。薮くんが人に対して丁寧に接している姿を見て、「わたしも人に丁寧に接することができる人になりたい」と尊敬と憧れの気持ちが行き着いた結果だった。今まで患者さんに丁寧に接してこなかったかと聞かれればそういうわけではないと思うけれど、意識して丁寧に接することで変わってくることは本当に多かった。笑顔の作り方や声掛け、意識だけで変わると感じた。

その目標を掲げて一ヶ月、わたしは去年よりも自分が担当している患者さんに笑顔で「ありがとうございます」や、「いつも丁寧にしてくれてありがとう」と言ってもらえるようになった。薮くんのおかげと言っても過言ではない。

 

アイドルは日常にきらめきやときめきを与えてくれる存在だと思っていると同時に、きらめきやときめきだけでなく、人として憧れたり、尊敬する気持ちを与えてくれると思っている。

わたしにとってその存在が「薮宏太くん」であることが何よりも幸せで、誇りだ。

 

 

 

 

 

6. 探究心

 

オタク気質な薮くんがすごく好きだ。

自分もオタクであるが故に、薮くんの好きなものに対する熱量と、それを追いかけるときの姿勢がガチすぎて笑うこともしばしば。

好きなものを全力で愛して追いかける人が大好きなので、薮くんのオタクぶりを見るとすごく嬉しくなる。

 

薮くんは好きなものに対しての探究心が強くて、愛がまっすぐだと思う。好きなものを深く知りたいと思って勉強する労力を厭わないところも好きだ。

 

MyojoのJ:REAL連載、薮くんの回は「探究」だった。まさにピッタリでMyojoに足を向けて寝られないなと思った回だった。これは読者側が「薮くんのことを探りたい」と思っている故の「探究」という言葉だけれど、薮くんにはこの言葉がすごく似合うと思った回だった。

薮くんが好きなもの、追いかけるもの、気になるもの、興味を持つもの。これからも知っていきたい。各雑誌編集者の皆様、どうぞよろしくお願いします!

 

 

 

 

 

7. ダンス

 

薮くんと言えば歌声に注目しがちだが、薮くんのダンスもとても素敵だということを声を大にして言いたい!

 

わたしは薮くんの手足の長さを生かした、絶妙な「抜け感」のあるダンスが死ぬほど好きだ。

以前、ジャニーズは身長が高いとダンスにおいて不利である、というのを耳にしたことがある。ダンスに対して無知な者の意見なので間違っていたら申し訳ないのだけれど、ジャニーズ(とは言ってもHey!Say!JUMPしか知らない)のダンスは高身長よりも平均〜低身長に映えるダンスが多いように感じる。

薮くんの手足の長さを生かした絶妙な「抜け感」のあるダンスは、決して気怠げな感じや手を抜いているわけではなく、自分の体格やスタイルを理解した上で美しく魅せるダンスだと思っている。その「抜け感」故にキメるところの強さ、音ハメのインパクトに繋がる感じがする。薮くんのダンスは、薮くんのアイドル歴の長さを感じる。

 

また、わたしは薮くんが曲の中で見せる、不自然にならない程度のアレンジがとてつもなく好きだ。特に好きなのはTasty Uの「君とロマンスに揺れる約束だ」で指にキスをして目を細めるところと、同じTasty Uの腰振りで薮くんは片手を添えるように柔らかく曲げているところ。詳しく語るのはアレなので、仄めかして言うとそのアレンジにわたしは薮くんの「Tasty U」という曲の解釈を見た気がした。甘い微笑みも、添えた手も、全部。SENSE or LOVEの東京公演でのこと、センステ間近の席でとろけるような色っぽい表情をして腰を振る薮くんに見つめられた時に走馬灯が見えたのは言うまでもない。

また、Precious Girlのジャケットプレイ。「咲き誇れ〜」でジャケットを掴み横を向く振り。薮くんの所作一つ一つがカッコよくて胸を掴まれる。

 

薮くんのダンスは時にその曲のストーリーの登場人物を演じているように見える。

Speed It Upでは「素顔を見せてよ」でヘッドセットマイクに両手で触れる仕草、また「一線超えた君はこんなにもSexy」で首筋を撫でる仕草。あれはわたしは「女」を演じていると感じた。薮くんがステージの上で女性を演じたSpeed It Up、初めて生で見たDEAR. 横浜アリーナ公演で腰が抜けたのは言うまでもない。

 

薮くんのダンスはジャニーズ感が強く、かつ薮くんにしか踊れないダンスだと思っている。

ミュージカル「ハル」での「時代の墓場」で踊る石坂ハルは完全に「ジャニーズアイドル」だった。薮くんのダンスは見れば見るほど引き込まれる魅力がある。薮くんのダンスに注目したことない方は是非しっかりと見てみてほしい。好きになってしまうので。

 

 

 

 

 

8. 家族

 

薮くんの口から発する家族の話がとても好きなオタクはきっとわたしだけではないはず。

特に姪っ子ちゃんの話をする「こーちゃん」は本当に可愛くて可愛くて、姪っ子ちゃんの話を聞く機会が多いコンサートMCでは、デレデレで姪っ子ちゃんの話をする薮くんにデレデレになってしまう。

「こーちゃんと結婚する!」と言っていたのに、ついに「山田くんと結婚する!」と見事山田くんに担降りした姪っ子ちゃんに本気で落ち込む薮くんが可愛すぎて天にも昇る気持ちだった。

「山田くんとお友達なんでしょ?」と聞かれて、「あぁそうだよ、友達だよ!」とは言うのに、「だから何?」とは怖くて聞けない薮おじちゃん。可愛いが過ぎる。姪っ子ちゃんのことを「俺のアモーレ」と呼んでいる薮くんが本当に本当に可愛くて好きだ。姪っ子ちゃん、薮くんと山田くんの掛け持ちはダメですか?

 

薮くんのお母様のエピソードもとても好き。

背もたれにもたれていたら「剣山を入れるわよ」と言ったり、加湿器2台をガンガン使って天井の壁紙が剥がれて大目玉を食らわされたり、いつも家の隅々まで綺麗にしているとてもしっかり者で美人(公式)なお母様が、お料理はあまり得意ではないというギャップ…!可愛すぎる。そして、そんなお料理が得意じゃないお母様の手料理をなんでも「うまいうまい」と食べるお父様。薮くんは素敵な家族の中で愛されて育ったんだろうなぁ、と思う。

薮くんが人に愛情を持って接することができるのは、薮くんが愛情溢れた環境で育ったからだと思っている。

愛に溢れた薮くんに沢山の愛が降り注ぎますように。

 

 

 

 

 

9. 人間味

 

薮くんの人間味に溢れる発言にときめいてしまう。「選挙に行った」、「二度寝してしまう」の他に、当たり前だけど「洗濯した」とかにも心臓がギュン!となる。

薮くんは貴族っぽさがある故に、一般人がすることが「できない」のではなく「やらない」ように見えるけれど、薮くんもアイドルであれど普通の人間なんだな、と感じる瞬間に胸が苦しくなる。

料理ができない薮くんが料理に挑んでいる姿は人間味に溢れていて本当に好きだ。ひき肉に塩胡椒全部ぶちまけたり、ひき肉を素手で炒めたり、ほうれん草を洗ってビショビショのまま持ち運んだり。薮くんが「人間なんだ」と思う瞬間に心臓に刺さる「ときめき」。そういうところがとてつもなくリア恋なんですよ、薮くん。

 

 

 

 

 

10. 左利き

 

まず言わせていただきたいのは、わたしは薮くんに出会う前から左利きフェチであるということ!(意図して左利きの人を選んでいるわけではないのに、仲の良い友達に左利きの人が多い)

 

薮くんが左利きと知ったときはあまりの驚きに開いた口が塞がらなかった。

考えてみてください。

「宇宙一顔が好きな男がフェチである左利きだった」

この現実、あなただったら耐えられますか?わたしには不可能だったので今も生きているのが不思議です。

 

 

 

 

 

11. 雑さ

 

好きなところ10個目に書いた「人間味」にも含まれることだが、わたしは薮くんの雑なところが好きだ。

 

好きな雑エピソードは色々あるけれど、I/Oアリーナツアーのレポで回ってきた「外周に水をこぼして、持っていた自分のツアータオルを床に叩きつけて足で踏んで拭いた」という死ぬほど「雑オブ雑」なエピソードが好きすぎて思い出すたびに頭を抱える。

ステージの上でキラキラして、王子様みたいなイケメンがまるで家で水をこぼしたときのように雑に足で拭き取るその姿を想像しただけで心臓が暴れ出す。胸が苦しい。

あと、「瞳のスクリーン」で黒いマニキュアを塗るのがめんどくさくなってマジックで塗り潰した薮くんも大好き。

薮くんの「雑なところ」に「男の子」感を感じてドキドキする。そのままの薮くんでいてほしい。

 

 

 

 

 

12. 薮担に対して

 

「薮くんが一番と思ってもらいたい」

「誰かの唯一無二になりたい」

そんな風に書かれていたMyojoの10000字インタビュー。

 

チカラウタで「自分がいなくなっても誰も気付かない」と言っていた薮くんの言葉に、当時放送を見て号泣したことをよく覚えている。

そんな薮くんが「俺を見ている子にしかファンサしないよ」と言ってくれた。薮くんにとって薮担という存在が薮くんのファンであるということを薮くんが認識してくれた。それがとてつもなく嬉しかった。

 

I/O、アリーナツアーでの挨拶。

「僕のファンは、9人の中から僕を選んでくれてありがとう」

初めてこの言葉を聞いた時、わたしは真駒内アイスアリーナの立ち見席で崩れ落ちて泣きじゃくった。どうしたって薮くんはファンに優しくて、薮担にはとびきり優しい薮くんが本当に本当に大好きだ。

9人の中から薮くんを選んだのではなくて、薮くんだから好きになった。それを知って欲しくて書いた激重ファンレター。下書きを読むたびに「薮くんドン引きしているだろうな」と思う。

 

真意はどうかわからないけれど、わたしは薮くんの「俺のファンにしかファンサしない」というスタンスと発言は、勝手ながら薮くんの「覚悟」みたいなものだと思っている。

ファンと近い距離で接することができるコンサートで、自分のファンに落とし込むことだってできるファンサの時間を、自分のファンに費やす薮くんの姿が大好きでたまらなかった。

相方さん(高木担)に言われた、「薮くんは新規のファンを増やすことよりも、今好きでいてくれるファンを絶対離さないことを徹底している思う」という言葉が忘れられない。

薮担の視線の先にはいつも薮くんしかいないし、それをわかっていて「俺を見ているファンにしかファンサしないよ」と言う薮くんの煽り方にときめかずにはいられない。好きが加速する。

 

わたしは「薮担」を掲げて薮くんを応援することに意味があると思っている。薮くんが一番!と掲げている人に対して薮くんはいつも抱え切れないほどの愛情を与えてくれる。だから薮担であるわたしも同じだけの愛情を薮くんに与えたい。ちっぽけなモブキャラだとしても、薮くんが見つめる景色の中にいる「自分のファン」の一人になりたい。そういう気持ちでわたしは薮くんのうちわを持って、客席という特等席で底無しの恋に落とされ続ける。

「あなたのファンです!」とこれからも掲げさせてほしい。それがわたしの誇りだから。

薮くんが覚悟を持って本気の気持ちで向き合ってくれるから、わたしも薮くんに対して本気の気持ちで向き合いたい。覚悟なんて、とうの昔に決まっているけどね。

 

 

 

 

 

13. リア恋

 

わたしは薮くんに恋をしている。

恥ずかしいことだとも、惨めだとも、痛いとも一ミリも思っていないし、他人から何か言われたところで何も気にならないくらいには、薮くんに恋をしている。

 

10代の頃、周りの女の子たちが思春期を迎え、好きな人のために可愛くなる努力をしたり、可愛らしいお洋服を着たり、雑貨を手にしたりするのを擦れた心で見ていた。自分のようなブスには似合わない、女の子らしくしたところで周りに笑われる。本当の自分を隠して、自分はそういう「女の子らしいもの」に触れてはいけないと思っていた。

20代になり、JUMPに出会い薮くんを好きになり、見事に薮くんに恋に落ちたわたしは、「わたしのようなブスがアイドルに恋だなんて」と思っていた。だけど、止められなかった。日に日に薮くんに対する「好き」の気持ちは膨らむし、アイドルだとか、一般人だとか、結婚したいだとか、彼女になりたいだとか、色々なことを考えたけれど結局、わたしが薮くんと両想いになれる未来は永遠に来ない、という結論に至って夜中に泣いていた。我ながら重すぎる。

 

薮くんを好きになって、初めてきちんとしたスキンケアを始めた。メイクを一から勉強し直した。パーソナルカラー診断に行き、自分に似合うものを知った。髪のお手入れを始めた。

10代の頃、憧れていたけれど卑屈になって手を出せなかった可愛い女の子らしいお洋服に袖を通した。

楽しかった。

薮くんが雑誌で「オフショルが好き」と言えばオフショルを購入したし、「萌え袖が好き」の言えば萌え袖になるニットを購入した。我ながらチョロすぎてびっくりするけれど、とても楽しかった。好きな人の好きな人に近づきたくて努力することはこんなにも楽しくて、励みになると知れたことが嬉しくて、そのきっかけが薮くんだったことが何よりも嬉しかった。

 

わたしは誰もが振り返る美貌やスタイルを持っているわけではない。わたしより可愛くて綺麗な人はこの世に沢山いるし、薮くんはわたしを見てがっかりするかもしれない。アイドルはファンの顔や服なんかを見てない、と言う人もいる。それでも。それでもわたしは、「薮くんに会う時は人生一可愛いわたしでありたい」と思っている。それはわたしなりの薮くんに対する敬意で、薮くんが好き、という一つの表現方法でもある。

 

そういう風に生きていると、髪が綺麗だと褒められるようになった。着ているお洋服、つけているアクセサリーが素敵だと褒められるようになった。お世辞でも「可愛いね」と言われるようになったのは、薮くんを好きになってからだった。自分でも、薮くんを好きになる前より、好きになってからの自分の方が可愛いと思える。薮くんに会う日、鏡の中の自分に「よし、今日のわたしは人生一可愛いぞ」と言ってあげられるようになった。

 

この先の未来、薮くんから離れる日が来るかもしれない。それでもわたしは、好きな人に近づきたくて努力する楽しさを、自分に素直に好きなものを好きと言える喜びを、薮くんを通して知れたことは自分の人生において大きな財産だと思っている。薮くんを好きになったから思えたこと、知れた世界がある。薮くんに恋をしていなければ今のわたしは居ない。

一生片想いでも、こんなに幸せなんだと思わせてくれた薮くんのことが大好きで、薮くんに恋をしている自分のことも好きだ。

 

薮くんは今のわたしの全てだと、胸を張って言える。わたしに恋をさせてくれて、本当に本当にありがとう!

これからも大好きです。

 

 

 

 

 

14. 色気

 

昔から「本当に色っぽい人は肌を露出したり、そういう演出をしなくても色っぽい」と豪語してきたわたしにとって、薮くんが持つ色気はこれそのものだった。

薮くんはスーツをかっちりと着て、ワイシャツのボタンを一番上まで留めて、ネクタイをしっかり結んでも色っぽさがダダ漏れている。ミュージカル「ハル」の制作発表で襟元にスタッズのついたワイシャツのボタンを一番上まで留めていたのに溢れ出る色気に泣き崩れたのを覚えている。

あまりにも言葉を濁さずに言うと、薮くんは「着衣エロ」が似合う。と同時に、薮くんには「エロい」という言葉よりも「色っぽい」という言葉が似合うなと思っている。

 

だがしかし、ananで薮くんが表紙や特集を飾るならば、「着衣エロ」をテーマにしてほしい。anan様、どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

15. 作詞

 

言葉を愛している人は、言葉に愛されると思っている。薮くんがまさにそれだ。

薮くんが作詞した曲はどれもとても好きで、どの曲に対しても溢れ出る感情があるけれど、「切なさ、ひきかえに」は自分の中で別格の存在だ。

 

smartのメイキングインタビューで、伊野尾くんが薮くんの書いた歌詞を見て「薮らしい」と言ったのちに「僕にはこういう詩っぽいのを書く感性があんまりない」と言ったのも好きだった。

薮くんが「作詞」として紡ぐ言葉はどこか朧気で掴めない霞のようで、でも確かに存在しているような雰囲気を持っていると思っている。

「できるだけ綺麗な日本語で書きたい」、そういう思いを持った上で綴られた「切なさ、ひきかえ」は薮くんが一つ一つ選別した美しい言葉がきらめくようにそこに存在している。どことなく、「切なさ、ひきかえに」のイントロに和の雰囲気を感じるのは、薮くんの「日本語」への拘りがあるからかもしれない。

そんな美しい言葉で紡がれた「切なさ、ひきかえに」のサビは「You are my light」と英歌詞になっている。「あなたという このヒカリに包まれていたい」という歌詞があるように、「あなたはわたしの光」というのが、この「切なさ、ひきかえに」で一番伝えたかった言葉だと、わたしは汲んでいる。淡く霞ませたこの言葉、薮くんらしい表現で大好きだった。

 

言葉を愛している人が言葉に愛されないわけがない。薮くんが「できるだけ綺麗な日本語で書きたい」と拘って作詞した「切なさ、ひきかえに」は、言葉を愛した薮くんと、薮くんを愛した言葉との相思相愛感が一番見える曲だと思っている。

 

また薮くん作詞の曲を聴きたい。

胸震えるあの瞬間を、わたしはいつまでも待っている。

 

 

 

 

 

16. 前向き

 

わたしは大がつくほどのネガティブ女で、「なんとかなるさ!」とは全く考えられない人間だ。何か一つ、ネガティブになるきっかけがあればどん底まで落ち込む。そんなわたしと薮くんは正反対だと思う。

ステージぴあ 2020年1+2月号に薮くんのインタビューが掲載された。そのテキストの中でとても感銘を受けたものがあった。

 

「プレッシャーだけど、そのプレッシャーを楽しまなきゃなと思うようにしています」

ーステージぴあ 2020年1+2月号

 

これを読んだときに、薮くんの前向きな考え方や、「なんとかなるさ!」の精神は「そう思うようにしている」ところでできているところもあるのだな、と感じた。元々の性分が前向きだとは思うけれど、薮くんも人並みにプレッシャーや不安を感じ、でもそれに対して「そのプレッシャーを楽しまなきゃな」と思えるのは薮くんがそう思うようにしているから、だと知った。

わたしの中の選択肢にはいつも「後ろ向き」と言う名の「絶望」しか用意されていなかった。薮くんは逆境を力に変える人、向かい風を味方につける人なんだと感じた。それは逆境が、向かい風が薮くんに自然と加勢するのではなく、薮くんが逆境をチャンスに、向かい風を追い風に変える術を知っているからだ。

薮くんはメンタルコントロールが上手い人だと思う。

薮くんのような人になりたい。そう強く思う。

 

 

 

 

 

17. デコ出し

 

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特に言うことはありません。

どうも、薮くんのルコ出しですぐに死ぬデコちゃんです。*4

 

 

 

 

 

18. ステージと薮くん

 

 

ステージに立つ薮くんが好きだ。

誌面、銀幕、液晶。アイドルが輝く場所は色々ある。けれどやっぱり薮くんには「ステージ」が一番似合う。

そんな、「ステージ」が似合う薮くんが「ステージに立つ自分が好き」と言ってくれたことが何よりも嬉しかった。

 

「ステージの上で何かを表現することがジャニーズ事務所の原点であり、真髄だと思っていますので」

ーSODA 2020年3月号

 

ステージの上で何かを表現する、それに重きを置く薮くんが好きで好きでたまらない。

ステージに愛されている薮くんが、ステージを愛している。ステージに立つ薮くんに恋をする身としてはこの関係性に胸を打たれずにはいられない。

 

ミュージカル「ハル」の初日公演を観劇した日、「ミュージカル」というジャンルの「ステージ」が薮くんを愛した瞬間を見た。「この人はきっとこれから、ミュージカルというステージに愛されるのだろうな」と。そして決まった、ミュージカル「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」。ミュージカルのステージが、彼を求めている。

薮くんが立つステージに生まれるドラマの全て、余すことなく目に焼き付けたい。

 

 

 

 

 

19. やぶぺ

 

薮くんのお誕生日の1週間前から、薮くんがJUMPaperを更新してくれるようになった。このブログは薮くんのお誕生日前に書いているので、これが薮くんのカウントダウンかどうかは定かではないのだが、いつも更新する少し長めのブログではなく、ツイッターのようなリアルタイムっぽい環境報告に頭を抱えるほど興奮してしまう。たまにこういう短めな、ツイッターに投稿するようなやぶぺを更新してくれるたびに、薮くんの日常を垣間見ている気持ちになる。

その時々の節目に更新される薮くんのブログも大好きだ。ミュージカル「ハル」が決まったあと、また、ミュージカル「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」が決まった後も、やぶぺでの報告は「あ、そうそう!」という言葉から始まった。照れ隠しなのかわからないけれど、わたしはそんな風に報告してくれる薮くんの控えめなところもとても好きだ。

30歳最初の「やっはろー!」を今から心待ちにしている。

 

 

 

 

 

20. 最年長であること

 

Hey!Say!JUMPにはリーダーがいない。

そのスタイルに賛否両論はあると思うけれど、「リーダー」という立場がない中でも薮くんは「リーダー的存在」を担うことが多いと思っている。それは薮くんがグループの中で最年長であること、というのも大きいと思う。だけど、ただ「最年長」なだけで、薮くんの発言や行動に対してメンバーが頷けるわけではないはずだ。これは自担に対しての贔屓目と言われるかもしれないけれど、薮くんはそれだけグループの中で信頼感や安心感みたいなものをメンバーに与えていると思う。薮くんが上に立つものとしての統率力の高さが傲慢に見えないのは、薮くんが持つ気位の高さや優しさ故だと思っている。

 

 

 

 

 

21. ターン

 

ダンスの話にも含まれる話だが、薮くんのターンの美しさについて話したい。

Hey!Say!JUMPはそれぞれ皆自分を魅せるのが上手いと思っているのだけど、ジャケット捌きとターンは薮くんが頭一つ抜けて上手いな、と感じる。ダンス未経験者のわたしには、薮くんのターンに対して「軸がブレなくて美しい」ということくらいしか語れないけれど、わたしは薮くんがターンすることで翻るジャケットの裾に恋い焦がれている。

くるりと回り、正面に向き直すと、後からついてくるジャケットがきちんと薮くんの体躯に合わせて最も美しい軌道を描いて元の位置に戻る。ジャケット、という名の布は意思を持たない。それでもそのジャケットは、薮くんの体躯に合わせて、薮くんの動きに合わせて一番美しく軌道を描くために生まれてきたように思えるほどに美しくて優雅で妖艶だ。そのジャケットの美しさを作り出す薮くんの「ターン」は最早芸術品だと思う。

 

2019年のツアー、「PARADE」の一番最初の曲、Zombie Stepで登場したときの黒い燕尾服に裏地が赤の最高すぎる衣装。「It's party time!」で薮くんはジャケットを軽く掴んでターンをしていた。美しい軌道を描いた黒いジャケット、その翻る動きの中に見える裏地の赤があまりにも美しくて、あの掴んだ手はそのジャケットを一番美しく見せるための所作だったのだ、と気付いたときにときめきすぎて死ぬかと思った。

わたしはよく、「薮くんが身に纏う布はいい女に見える」と言っているけれど、まさにそう思う。薮くんに纏われる布は、薮くんに纏われるために、薮くんに翻してもらうために生まれてきたように思う。そんな美しさを生み出す薮くんのターンに是非注目してほしい。

 

 

 

 

 

22. "Show must go on"

 

2016-2017「DEAR.」1月1日公演2部での出来事だった。Chiku Takuのイントロが始まり感じた違和感。既に少しざわつき始めた客席と、スポットライトに照らされた山田くんの姿。

伊野尾くんが弾くキーボードのキー調節がおかしくなっていた。山田くんが音程を外しながらもソロパートを歌い上げ、薮くんのソロパートに移る。既に客席はざわつきとクスクス笑いが起きていた。当時その現場に入っていたわたしは二人のソロパートにざわつきやクスクスが起きている事態にソワソワしつつ、音楽を齧っていた身でもあったので「キーがおかしい」というのをすぐに気付いた。そんな中、「いつまでも〜」と歌い始めた薮くんが「止めよう!」とストップをかけた。

この対応にわたしは感動した。

Hey!Say!7 UltraJUMPで薮くんがゲストに登場した回で裕翔くんが言っていたように、「これを止める勇気」を躊躇わずに選んだ薮くんの「Show must go on」精神に胸が震えた。そのラジオで薮くんが「この流れのままいきたくなかった」と言っていたのも印象的だった。何とか間を持たせてやり切ったとしても、次の曲がある。次の曲に影響しないようにするためにも、他のメンバーの混乱や、客席のざわつきを抑えるために止めた薮くんの臨機応変な対応があまりにも「仕事ができる」社会人でときめいた。

 

「PARADE」の元旦公演、僕はVampireで薮くんのソロパートでマイクが入らないことがあった。最初少し驚いた様子を見せたけれど、その後歌声は聞こえなくともきちんとフレーズを歌い切ってカメラに向けた強い視線はまるで「大丈夫」と言い聞かせてくれるような表情だった。

不測の事態に対しての薮くんの対応や回収力はとても鮮やかだ。そんな瞬間を見るたびに、薮くんがアイドルとして長くステージに立ってきた事実を思い知る。「Show must go on」、ジャニーさんのその意思を継ぐ薮くんを見るたびに、"ジャニーズアイドル"の薮くんを好きになってよかったと噛み締める。

 

 

 

 

 

23. 女の子の好み

 

薮くんの女の子の好みが気になる!

薮くんに恋をしている身なので、当然薮くんの女の子の好みが気になる。

 

わたしが個人的にとてつもなく好きなのは、昔からずっと薮くんが言い続けている「手を叩いて笑う女の子が苦手」というのがある。

この発言から薮くんは下品な女の子は嫌いなんだろうな、と思っている。上品に口元に手を当てて「うふふ♡」と笑うような女の子では決してないわたしは、せめて手を叩いてゲラゲラ笑って、腹を抱えて転げ回るようなことはしないでおこうと心に誓った。

そんなある日、友達と話していてとてつもなく面白くなり、大爆笑したときに普通に手を叩いてしまい、3、4発ほどキメたところで薮くんの「手を叩いて笑う女の子が苦手」という言葉を思い出し、咄嗟に両手の指を絡めてお祈りポーズをした瞬間、「何お祈りしとんの?」と友達に言われたことを思い出した。このお祈りは「どうか薮くんに見られていませんように」というお祈りということにしたのだけれど、薮くんは絶対に見ていないと思うので、たまには手を叩いて笑ってしまうことを許してほしい。

 

ちなみに手を叩いて大爆笑する薮くんはめちゃくちゃ可愛いので大好きです。

 

 

 

 

 

24. 自己犠牲

 

この項目のタイトルを何にするか迷った。妥当な表現ではない気がするけれど、わたしは他者のために自己犠牲ができる薮くんのことを本当にカッコいいと思っているし、尊敬する。

 

ライブのリハーサルで振り付けを間違えているメンバーがいたらわざと自分も間違えて、「薮くん、そこ違うよ」と指摘されることで正しい方向に進むことを選べる薮くんは、仕事に対してとても柔軟に物事を考えられる人だと思った。薮くんが自らを犠牲にしてでもグループを良い方向に進めていきたいと思っている姿勢に、Hey!Say!JUMPというグループへの愛情が窺える。

誰かのために自分を犠牲にすることを厭わない薮くんが本当にカッコよくて大好きだ。だからこそ、わたしはそんな薮くんの素敵な部分をこれからも沢山発信していきたい。

他者を思いやり、自分より他者を優先できる薮くん、宇宙一カッコいい!

 

 

 

 

 

25. 末っ子

 

「Hey!Say!JUMPでは最年長だけど、実際は末っ子」という設定(?)の薮くんの末っ子エピソードが本当に可愛くて好きだ。

JUMPといる時はMCを回したり、まとめ役をしたりと「お兄ちゃん」な面が多く見られるが、たちまちKis-My-Ft2A.B.C-Zの中に入ると可愛い可愛い「弟分」になる薮くんがたまらなく愛おしい。以前、A.B.C-Zのラジオに薮くんがゲストとして出演した際のえびお兄さんたちの「薮はすごい!」という薮くんに対する褒めっぷりには笑いが出るほどに薮くんが可愛がられていて最高だった。Jr.の頃から赤西くんのお膝の上に座らせていただいてたり、本当に可愛がられていたんだな〜と思う。

JUMPの中ではお兄ちゃんキャラ、とは言ったけれど、コンサートのMCで薮くんが「聞いて聞いて!」と話に割って入ったりするときに末っ子っぽいな〜と微笑ましくなる。

末っ子の気持ちも、長男の気持ちも知っている薮くんは最強だ。

可愛くてカッコよくて宇宙一のアイドル!

 

 

 

 

 

26. 横顔

 

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特に言うことはありません。(2回目)

 

 

 

 

 

27. 帝王っぽさ

 

ミュージカル「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」の制作発表のインタビューにて、薮くんが「どこかのスポーツ紙の見出しに『薮宏太、降臨』と書いていてすごく恥ずかしかった」と言っていた薮くんがそれはそれは可愛くて頭を抱えた2020年1月16日。

 

帝王っぽい雰囲気を醸し出しているけれど、本人にその自覚があまりない薮くんがとんでもなくツボだ。薮くんの表情の作り方や立ち振る舞い、所作が貴族、あるいは帝王っぽいのに、本人はそんなつもりがない、というこのファンと本人のギャップが面白い。

 

以前、雑誌で、「罵倒して!」のうちわを見せられたら、「まだまだ、罵倒するにも値しない、って顔をしてあげる」と言っていた薮くんに死に散らかしたのだが、このときに薮くんの「帝王っぽさ」はかなり無自覚で無意識なんだろうな、と思った。帝王っぽさを醸しつつも、そんな面とは真逆の表情をする薮くんに永遠に翻弄されている。

 

 

 

 

 

28. フットワークが軽いところ

 

薮くんが雑誌のインタビュー等で家に引きこもっているような発言が多い中、ジャニーズの先輩や後輩の現場での遭遇、見学情報を多く目にする。中には「熱心にメモを取っていた」というレポも見られた。ジャニーズの現場にフットワークが軽く、さらに他グループの演出や構成を「勉強」する薮くんな仕事人っぷりに胸がときめく。

また、後輩のJr.グループの現場にも顔を出し、公演後にご飯に行ってアドバイスや感想を述べる薮くんの先輩っぷりにも同様にときめく。

常に向上心を持ってアイドルという職業に向き合う薮くんの姿が今年も沢山見れるのだろうな、と思っている。

 

 

 

 

 

29. アイドル「薮宏太」

 

全てを集約すると、アイドル「薮宏太」が好き、というところに行き着く。

「行きたくない」と泣いていた少年が今、ステージに立つ自分が好きだと、鼻歌を歌ったときにジャニーさんに褒められ、「また歌う機会が増やされる」と落ち込んだ少年が今、「歌うことが好き」と言っている。

薮くんが「アイドル」というお仕事に真摯に向き合い、それを楽しみ、アイドルでいてくれることがファンであるわたしにとって本当に幸せなことだと思う。アイドルは一般人に比べて自由が少ない仕事だと思う。それでも薮くんがこの仕事を好きでいてくれている。それが幸せでたまらない。

 

PARADEのコンサートMCにて、じゃんぷぅのコスプレの薮くんに山田くんが「30手前が何してんだ」と笑ったときに、薮くんがさらりと「求められれば50代になってもしますよ!」と言ってくれた。一息の間もなく、「求められれば50代になってもしますよ!」と言ってくれたこと、薮くんの中で当然のように「50代になってもアイドルでいる」という考えが存在しているように感じて、笑いどころなのに涙ぐんでしまった。未来のことなんて誰にもわからない、今はこういう風に言っていたとしても、この先どうなるかは誰にもわからない。でも29歳の薮くんが当然のように50代もアイドルでいることを前提に話してくれたことが、あまりにも幸せで、嬉し涙が溢れた。

 

わたしは薮くんを一人の男性として好きで、恋をしている。それでもわたしが好きになったのは「アイドル」、「ジャニーズ」という肩書きがある「薮宏太」という人だ。薮くんが一般人で、ステージと客席の距離ではなく、もっと近い距離で出会える世界線があれば、と考えたことがない、と言えば嘘になる。でもわたしは、今の薮くんを作り上げた全てに恋をしていて、わたしが知りうる限りの薮くんが好きだからこそ、「アイドル」の薮くんでなければこんなにも好きになっていなかった、と思う。

わたしはこれからも、「ジャニーズアイドル 薮宏太」に恋をする。

薮くんがわたしに用意してくれた客席という名の特等席。そこで、この世で一番幸せな女になる準備はいつだって万端なのだから。

 

 

 

 

 

 

30. 全部

 

結局のところ、

 

\ 薮くんの顔と顔以外全部好き! /

 

 

 

30歳の薮くんに沢山の幸せが降り注ぎますように!

 

 

読んでくださりありがとうございました。

 

 

Ruco (@82yb_)

 

 

*1:ブログを開設してから気付けば2年経っていた

*2:YUKI「ビスケット」

*3:大沢たかお玉木宏和田聰宏

*4:錯乱