エトワールに寄せて

「君の"一瞬"を"永遠"にしたいんだ」

Fab! -Live speaks.- パンフレット 薮くんが語る、"ファンサービス"の是非について

 

 

⚠️ 2021年4月18日に投稿したふせったーの引用です。自分の中で大切にしたい感情なので、こちらに書き残しておくことにしました。

 

 

 

「"目が合う、手を振ってくれた=楽しかった"というだけではないライブを目指したい」

 

薮くんの口からこの言葉を聞けたこと、様々な意見や価値観があると思うけれど、わたしはすごく嬉しかった。それは、「ファンサービスのためにコンサートに来ている人」に着眼点を置いた話ではなく、薮くんが語るように、「今のHey!Say!JUMPはその段階ではなく、作品全体を通していいものを作っていきたい」という言葉に置かれた話になる。

 

2017年、10周年のツアーで、薮くんは見渡す限り、視界に入る薮担全てにファンサービスをする勢いで、その人差し指の先に薮担を捉えていたように思う。
わたしは薮くんが薮担を見つけてくれる、その奇跡みたいな瞬間が、「貴方のファンです」と薮くんに伝えられる特別な瞬間だと思っていた。その気持ちは今も変わらない。
それは、薮くんが過去に出演した「チカラウタ」での言葉、そして10000字インタビューでの言葉に通ずる。「自分がいなくなっても誰も気付かない」と語っていた薮くんが、数年を経て「誰かの唯一無二になりたい」と語ってくれたこと。薮くんを唯一無二だと思っている薮担が存在していて、そんな薮担をいつも特別扱いしてくれたこと。とても勝手ながら、わたしはそんな薮担と薮くんの関係は、他メンバーのファンの人には絶対に分からないであろう強い絆だと思っていた。宝物みたいに愛おしかった。
ファンサービスが全てではない。それはファンをする上で自分の中で大切にしている感覚でもある(勿論、ファンサービスをいただいたら腰が抜けるほどに嬉しいし、欲しいか欲しくないかで聞かれたら、素直に「欲しい」とわたしは言っている) ただ、薮くんと薮担にとってのファンサービスは、ただ「ファンサ」という言葉に収まらない何かがあると、エゴでしかないけれど思っていた。

薮くんが語った、「"目が合う、手を振ってくれた=楽しかった"というだけではないライブを目指したい」という言葉は、曲解した、自分の解釈で受け取っただけの話だけれど、薮くんと薮担の中に特別な何かを作らなくとも、絆が確立された証でもあるのかな、と感じた。目に見える形、実感で得られる瞬間ではなく、想いの中に生まれる確かな絆の話。


わたしは薮くんがこの先、薮担をその人差し指に捉えなくなったとしても、薮くんが薮担を一番に、特別に想ってくれていると信じられる。昔から薮くんがそうだったかはわからないけれど、2017年、I/Oのツアーでの挨拶で言ってくれた「僕のファンは9人の中から僕を選んでくれてありがとう」という言葉を、薮くんは4年かけてきちんと形にして伝えてくれたと思うから。


あれから4年。
「Fab! -Live speaks.-」のパンフレットでのこの言葉を受けて、わたしは薮くんと薮担の間に、絶対的な愛を得られたように思えた。ただただ都合の良い解釈だと思う。だけど、「ファンサービス」を武器としてきたHey!Say!JUMPが、それだけが武器ではない(そのマインドは今も持っていると言っているのも踏まえて)と、言葉にして外に出せるまで、アイドルとファンの新たな信頼関係が確立されたのだと感じた。
それが、たまらなく嬉しかった。

 

薮くんがステージに立っている、それだけで何よりものファンサービスだと思う。薮くんの輝きをこれからも追い続けていけるだけで、薮担は大勝利だと思っている。薮くんに伝えたい。"形"が無くなったとしても、わたしの一番は間違いなく、この先も貴方一人だと誓えるほどに、唯一無二の存在である貴方が好きだということを。

 

 

(@82yb_)